初めての建設機械の購入。どう選んだらいいのかよく分からないお客様もいらっしゃいますよね。

このページでは私、佐藤重工の佐藤が建設機械の選び方、ワンポイントについて簡単にお伝えします!

まず、建設機械といってもたくさんの種類があります。

一般的に有名なバックホー(ユンボや油圧ショベル)や、タイヤショベル(ホイールローダー)、ブルドーザーなど様々な機械の総称を建設機械としています。

弊社では主にバックホーとタイヤショベルを扱うことが多いですが、やはり売れ筋はバックホーです。

バックホー

以下に選び方のポイントを記載しておりますので一度ご覧ください。

ふわっとイメージができたところで今度は一緒に選んでいきましょう!

1.用途と強みを知ろう

 

まずはどんな事をしたいのか、用途に応じて機械を選びましょう。

弊社の主力商品であるバックホーとタイヤショベルについて紹介します。

 

バックホー

バックホーの場合は、穴を掘ったり、整地したり、荒地の開拓をしたりと多種多様な用途に使うことができます。

武器はやはりバケットを使っての掘削と排土板での整地などですね。また、地盤が悪いところでも足元がキャタピラのため、よほどの泥沼でない限りはスタックすることはありません。

農家さんなどは一家に一台の軽トラックと同じくバックホーもお持ちの方も多いです。

参考までに、弊社の第二置場を荒地から整地、砕石入れをしました際にもバックホーは大活躍でした!

バックホー 整地       バックホー 整地

ただし、バケット容量はタイヤショベルと比較すると小さく、足がクローラーの為かけっこは苦手です…。

 

タイヤショベル

タイヤショベルの場合は、機動力を生かしての除雪や農場などで堆肥を運んだりと、足を使った仕事ができることが強みです。

タイヤショベル 除雪

地上にあるものを大容量のバケットですくってダンプなどに積み込みしたり、足がタイヤの為、対象物をすくったままスピーディーな移動ができる点も特徴です。

冬季は駐車場の除雪などで、0.4クラスのタイヤショベルを店舗オーナーさんなどが購入されることも多いです。
除雪シーズン以外は畜産業の方などのお問い合わせがよく見られます。

土場での砕石の積み込みなども、バックホーより速いので砕石積み込み用としてお使いのお客様もいらっしゃいます。

しかしながら、地面の下を掘ることは基本的にはできず、足がタイヤの為悪路は苦手です。

2.大きさを選ぼう

バックホーを例に挙げますと、今の機械は機種名が重さの表示になっていることが多いです。(一部例外はあり)

例えばクボタのU-008ですと一般的に800kgクラスのミニミニクラスと言われます。
同様にU-30−5・RX306などは、3トンクラスのミニバックホーになります。

人気のサイズとしてはVio20やSK20URなどの2トンクラスが弊社では一番人気のサイズになります。
理由としては維持費が安い2トンダンプや2トン積載車への積み込みが出来ることから移動もしやすく、人気という訳です!

個人的には移動や余裕がある場所で使う場合には全てのバランスがいい3トンクラスをオススメします。

他にも庭いじりなどで使いたいというお客様は500〜1000kgクラスが人気ですし、設備屋さんはミニミニクラスと3トンクラスの二台持ちが好まれるなど、使用の用途によって選ぶのがよろしいかと思います!

タイヤショベルの場合はキャビン付きかキャノピータイプかをまず選びます!

キャビン付きは冬場の除雪には最適ですが、ヒーターに加えてのエアコン付きはミニタイヤショベルでは希少な為、夏場使う方にはキャビンは逆に暑さでデメリットにもなります。また、畜産関係で屋根が低い場所への出入りなどがある場合はキャノピータイプでさらに屋根・支柱を取り外して使うお客様も多いです。

大きさはミニタイヤショベルの売れ筋は0.4m3サイズ、WA30やZW30などが挙げられます。そして、0.5や0.6m3サイズは若干車体重量とバケットが大きくなりますが、かなり希少で中古車の球数が少ないです。

どんな機械にしようかお悩みの際もお気軽にご相談ください。最適な機械を実際に弊社在庫品を見ながらご提案します。

3.アタッチメントとは

バックホーではバケット以外にも、ハサミ(ツカミ)・ブレーカー・油圧ハサミ・林業用グラップルなどがあり、これらの総称をアタッチメントと言います。

ただし、どんな機械でも全てのアタッチメントが付けられるという訳ではありません。各アタッチメントに応じたオプションパーツ装着や、補強材料の溶接加工などが必要となってきます。

例えば、アーム横までの配管が装着されていない機械にそのままブレーカーをつけることは出来ません。

伐採した木などを掴んだりするにはハサミが役立ちますが、これはアーム補強を行えばどんな機械にも装着可能です。また、共用配管機であれば油圧ハサミと言って、ハサミの開閉は油圧で、バケットシリンダーはハサミ本体の首振りで細かい調整がしやすいハサミアタッチメントとして使うことができます。

また、現在はバケットを取り付けたままでも、アーム内側にハサミの片側のような部品を溶接加工し可動できるようにすることで簡易ハサミと呼ばれる加工をすることも可能です。ミニミニバックホーは取り付け推奨しますが、2トン以上のクラスはバケットを取り外して付け替えるハサミのがおすすめです。

林業機では回転グラップル、回転ハサミがよく用いられますが、アタッチメント本体のみで数百万するのも普通ですので、使用は本業の方がほとんどとなります…。また、林業機は特殊機械のため中古車価格も非常に高額となります。

基本はバケットでの作業が主ですが、他にも使えるアタッチメントがあるということもお伝えしておきますね。

 

4.実際に見る・動かす

初めての方でも問題ありません!

横乗りで操作方法をレクチャーするのでお客様ご自身で動かしていただけます。

バックホーやタイヤショベルは、操作レバーがたくさんあるために運転が難しいように感じられますが、動かしているうちに無意識に操作ができるようになります。

ちなみにタイヤショベルはほとんどが前進・後進・ニュートラルのみのオートマ操作になりますので乗用車感覚で運転できます。車体の真ん中で舵を切る中折れというところが一般的な車と違いますが、理論上内輪差が生まれないので狭い場所でも車体の前側が入れば後ろ側も自動的に進入できるということになります。

バックホーに関しては初めて乗っていただいたお客様に『クレーンゲームみたいですね!』と仰っていただけましたが、まさに最初はそんな感じです。A地点からB地点に土を移動するなどの動作から初めて、慣れてくれば微細な操作が可能になります。

ここまで簡単にではありますが、建設機械の選び方をお伝えさせて頂きました。もっと詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせ下さい。

ここまで目を通して頂けた皆さん、ありがとうございました!